代表者氏名 | 藤田 久美(ふじた くみ) |
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代表者所属機関 | 山口県立大学社会福祉学部 |
役職・課程 | 教授 |
助成年度 | 2020年度 |
発達が気になる子どもと家族への超早期支援プログラムの実証的研究―親子への個別支援の提案と支援者の専門性の構築に向けて―
本研究では、発達が気になる子どもと家族への超早期支援プログラムの実証的研究として、1歳~3歳の超早期支援のプログラムの開発を行い、親子への個別支援の方法を提案することを目的とした。また、発達障害の早期支援に携わる支援者の専門性獲得のための研修プログラムの開発を行った。これらの実践研究に取り組んだ結果、超早期支援プログラムの開発及び研修プログラムの開発と実施を行うことができた。超早期支援プログラムは、1歳6か月健診で要観察になった子どもと保護者を対象に、保護者の心理的ケアを行いながら、支援者と保護者の信頼関係を構築した上で、両者で子どもの発達支援を行うことができるプログラムを提案した。課題として、1歳6か月健診前の段階で発達の気になる子どもを育てる親が気軽に相談できる場を創設することが必要であることが明らかになった。