代表者氏名 | 林 園子(はやし そのこ) |
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代表者所属機関 | 慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 |
役職・課程 | 修士課程 |
助成年度 | 2020年度 |
ケアに役立つ道具の3Dモデルシェアプラットフォームの構築
本研究では、申請者が昨年度に米国MakerBot社が運営する「Thingiverse」上に構築したケアに必要な道具の3Dモデルシェアコミュニティを活用し、国内ユーザー向けにサイト開発を行った。種別ダウンロード数の計測などを行い、ユーザ動向を調査した。ユーザにインタビューを行い、質的評価を実施し、プラットフォームの改善やプロモーションに役立てた。2022年2月19日現在、152の3Dモデルが共有されており、モデル数では世界最大のプラットフォームを作ることができた。2021年6月に書籍化し出版した。その後医療・介護分野からの注目を集め、活用コミュニティの拡大に繋がったことは、今回のプラットフォームのユーザー動向調査から明らかとなった。コミュニティの拡大は、3Dプリンタなどのデジタル工作の強みを最大化する。今後も、必要な数だけ、必要な人が、自分達でも作ることのできる循環型社会の実現に寄与するプラットフォームの構築を行っていきたい。