代表者氏名 | 石川 英里(いしかわ えり) |
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代表者所属機関 | 慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科 |
役職・課程 | 特任講師 |
助成年度 | 2020年度 |
発達障害児の家族のエンパワメント;自助グループ型支援プログラムの開発と効果検証
本研究は、①発達障害児の養育者の負担感・疲労感を軽減させ、エンパワメントする、自助グループ型のプログラム(試行版)を策定すること、②当該プログラムを用いて、発達障害児の養育者を対象とした介入試験(1群介入前後比較試験)を実施し、その効果検証を行うこと、及び、③②の検証を通じて当該プログラムを改良、完成させることを目的とした。
その結果、多くの実務家及び有識者のスーパーバイズのもと、当該プログラム(試行版)を策定することができた。また、当該プログラムを用いて、発達障害児の養育者を対象とした介入試験を実施できた。今後、児の要因やグループダイナミクス等の要因との関連も詳細に検討しながら、統計解析を進めるなどし、更なる効果検証の実施の上で、自助グループ型プログラムを更に改良、完成させる必要があると考えられた。