研究概要

代表者氏名宮元 預羽(みやもと よはね)
代表者所属機関今治明徳短期大学
ライフデザイン学科
役職・課程専任講師
助成年度2018年度

研究テーマ

我が国の介護殺人事件の特徴より防止策を検討する

研究概要

 本研究の目的は、我が国の介護殺人事件の特徴より、その防止策を検討することである。データは裁判の判決文を使用し、事件の特徴を把握する為、Cluster分析により、ケースごとの分類を試みた。その結果、タイプⅠ「男性から女性へ」と、タイプⅡ「女性から男性へ」の加害者-被害者関係からなる2タイプに分類された。タイプⅠは更にタイプA「認知症症状の被害者」と、タイプB「精神障害の被害者」に分類された。タイプⅡは更にタイプC「周囲の支援を受けていた事件」とタイプD「深夜から早朝にかけた起きた事件」に分類された。これらのCluster分析結果より、保健・医療・福祉の専門職の視点として、まずは性別による介護者と要介護者の関係に着目すること。次に要介護者の障害疾病に着目すること、家族や専門職などの周囲の支援をどのように受けているか確認すること、深夜から早朝にかけてどのように介護をしているのか確認すること、が必要なのではないかと考えた。